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OBSを使って配信や録画をしている方に、Pythonでさらに便利な自動化やカスタマイズをしてみませんか?OBSとPythonを組み合わせて、自由にコントロールする方法を初心者向けにわかりやすく解説しています。初めての方でも簡単に始められるので、ぜひ覗いてみてくださいね!
OBSとは何か
OBS(Open Broadcaster Software)は、無料でオープンソースのライブストリーミングおよび録画ソフトウェアです。主にゲーム配信者やYouTuber、プロのストリーミングプロデューサーに利用されています。OBSはWindows、Mac、Linuxで利用でき、非常にカスタマイズ性が高いことが特徴です。シーンやソースを自由に設定し、複数の画面やカメラ、マイクを使った複雑な配信が可能です。
Pythonとは何か
Pythonは、読みやすさと使いやすさを重視した高水準プログラミング言語です。豊富なライブラリとフレームワークが揃っており、Web開発、データ分析、機械学習、スクリプト作成など様々な用途で利用されています。Pythonはそのシンプルな文法と強力な機能により、初心者からプロまで広く支持されています。
OBSとPythonを連携させる利点
OBSとPythonを連携させることで、配信の自動化や高度なカスタマイズが可能になります。具体的には以下のような利点があります。
- 配信の自動化:配信の開始や停止、シーンの切り替えを自動で行うスクリプトを作成できます。
- 高度なカスタマイズ:配信内容に応じて、リアルタイムで表示内容を変更することができます。
- 統合的なシステム構築:他のツールやサービス(例:チャットボット、データフィード)と連携して、よりリッチな配信体験を提供できます。
OBSの基本的な使い方
OBSのインストールと設定
OBSのインストールは非常に簡単です。以下の手順に従ってインストールを行いましょう。
- 公式サイトからダウンロード:OBSの公式サイトにアクセスし、使用しているOS(Windows、Mac、Linux)に対応するバージョンをダウンロードします。
- インストール:ダウンロードしたインストーラを実行し、画面の指示に従ってインストールを完了します。特別な設定は不要で、デフォルト設定のままインストールできます。
- 初回設定:インストール後、OBSを初めて起動すると自動設定ウィザードが表示されます。ウィザードに従い、配信または録画の設定を行います。これにより、PCの性能に応じた最適な設定が自動的に選ばれます。
基本的な操作方法
シーンとソースの設定
OBSでは、配信や録画の内容を「シーン」と「ソース」を使って設定します。
- シーン:シーンは配信や録画の一つのレイアウトを指します。例えば、ゲーム画面とWebカメラの映像を同時に表示するシーンや、スライドショーを表示するシーンなどがあります。
- ソース:ソースはシーンに追加する要素です。画面キャプチャ、ウィンドウキャプチャ、画像、テキスト、カメラ映像、音声入力など様々なソースを追加できます。
シーンとソースの追加は以下の手順で行います。
- シーンの追加:シーンの欄で「+」ボタンをクリックし、新しいシーンを作成します。
- ソースの追加:ソースの欄で「+」ボタンをクリックし、追加したいソースの種類を選びます。例えば、「画面キャプチャ」を選択すると、モニター全体の映像がソースとして追加されます。
配信の設定
配信を行うための設定も簡単です。
- 配信プラットフォームの設定:OBSの「設定」メニューから「配信」を選択し、配信先のプラットフォーム(YouTube、Twitchなど)を選びます。配信キーを入力してプラットフォームと連携させます。
- 配信の開始:設定が完了したら、OBSのメインウィンドウで「配信開始」ボタンをクリックすることで配信が始まります。終了する場合は「配信停止」ボタンをクリックします。
録画の設定
録画もOBSを使って簡単に行えます。
- 録画の設定:OBSの「設定」メニューから「出力」を選択し、「録画」の項目を設定します。録画ファイルの保存先やフォーマットを指定できます。
- 録画の開始:メインウィンドウで「録画開始」ボタンをクリックすると録画が始まります。終了する場合は「録画停止」ボタンをクリックします。
Pythonの基本的な使い方
Pythonのインストールと設定
Pythonのインストール手順は以下の通りです。
- 公式サイトからダウンロード
Pythonの公式サイトにアクセスし、「Downloads」セクションから使用しているOS(Windows、Mac、Linux)に対応する最新のPythonバージョンをダウンロードします。 - インストール
- ダウンロードしたインストーラを実行し、画面の指示に従ってインストールを進めます。
- インストールの最初の画面で「Add Python to PATH」にチェックを入れてから「Install Now」をクリックすると、PATHの設定も自動的に行われ、コマンドラインからPythonを使用できるようになります。
基本的なプログラムの書き方
Pythonでの基本的なプログラムの書き方を紹介します。
Hello Worldプログラム
最も基本的なプログラムは「Hello, World!」を表示するプログラムです。以下のコードをエディタに入力し、保存します(ファイル名は例えば hello.py とします)。
print("Hello, World!")保存したファイルを実行するには、コマンドラインから以下のコマンドを入力します。
python hello.py変数とデータ型
Pythonでは、変数を使ってデータを保存できます。変数には様々なデータ型があります。以下にいくつかの例を示します。
# 整数型
age = 25
# 浮動小数点数型
height = 5.9
# 文字列型
name = "John Doe"
# 論理型
is_student = True条件分岐
条件分岐は、プログラムの中で異なる条件に応じて異なる処理を行うために使われます。以下にif文を使った例を示します。
age = 18
if age >= 18:
print("You are an adult.")
else:
print("You are a minor.")ループ
ループは、特定のコードブロックを繰り返し実行するために使われます。以下にforループとwhileループの例を示します。
# forループ
for i in range(5):
print(i)
# whileループ
count = 0
while count < 5:
print(count)
count += 1関数
関数は、特定のタスクを実行するコードの塊を定義するために使われます。以下に関数の定義と呼び出しの例を示します。
def greet(name):
print(f"Hello, {name}!")
greet("Alice")OBSのスクリプト機能
OBSのスクリプト機能の概要
OBSにはスクリプト機能があり、これを使ってOBSの動作を自動化したりカスタマイズしたりできます。OBSはLuaとPythonのスクリプトをサポートしており、スクリプトを使用することで、標準のGUIからは行えないような操作を実現することが可能です。
スクリプト機能を有効にする方法
- OBSを起動:OBSを起動します。
- スクリプトのメニューを開く:メニューから「ツール」→「スクリプト」を選択します。
- スクリプトの管理:スクリプトダイアログが開きます。このダイアログで新しいスクリプトを追加したり、既存のスクリプトを管理したりできます。
Luaスクリプトの例
以下に、簡単なLuaスクリプトの例を示します。このスクリプトは、特定のシーンに切り替わった際にメッセージを表示します。
obs = obslua
function script_description()
return "シーンの変更時にメッセージを表示するスクリプト"
end
function on_event(event)
if event == obs.OBS_FRONTEND_EVENT_SCENE_CHANGED then
local current_scene = obs.obs_frontend_get_current_scene()
if current_scene then
local scene_name = obs.obs_source_get_name(current_scene)
print("現在のシーン: " .. scene_name)
obs.obs_source_release(current_scene)
end
end
end
function script_load(settings)
obs.obs_frontend_add_event_callback(on_event)
endPythonスクリプトの例
次に、Pythonスクリプトの例を示します。このスクリプトは、OBSのソースのプロパティを変更します。
import obspython as obs
def script_description():
return "ソースのプロパティを変更するスクリプト"
def script_update(settings):
source_name = obs.obs_data_get_string(settings, "source")
new_text = obs.obs_data_get_string(settings, "text")
source = obs.obs_get_source_by_name(source_name)
if source:
settings = obs.obs_source_get_settings(source)
obs.obs_data_set_string(settings, "text", new_text)
obs.obs_source_update(source, settings)
obs.obs_data_release(settings)
obs.obs_source_release(source)
def script_properties():
props = obs.obs_properties_create()
obs.obs_properties_add_text(props, "source", "ソース名", obs.OBS_TEXT_DEFAULT)
obs.obs_properties_add_text(props, "text", "新しいテキスト", obs.OBS_TEXT_DEFAULT)
return props
スクリプトのロード方法
- スクリプトを追加:スクリプトダイアログで「+」ボタンをクリックし、追加したいスクリプトファイルを選択します。
- スクリプトの設定:スクリプトによっては、設定項目が表示される場合があります。必要な設定を入力します。
- スクリプトの実行:スクリプトがロードされ、設定が完了すると、自動的に実行されます。
PythonでOBSを操作する

OBS WebSocketプラグインのインストールと設定
OBSをPythonで操作するためには、OBS WebSocketプラグインを使用します。このプラグインを使うことで、外部のスクリプトからOBSの操作が可能になります。
プラグインのインストール手順
- 公式サイトからダウンロード:OBS WebSocketプラグインの公式サイトにアクセスし、最新バージョンをダウンロードします。
- インストール:ダウンロードしたインストーラを実行し、画面の指示に従ってインストールを完了します。
- OBSを再起動:インストールが完了したら、OBSを再起動します。
プラグインの設定
- WebSocketサーバーの有効化:OBSを起動し、「ツール」→「WebSocketサーバー設定」を選択します。
- 設定の確認:WebSocketサーバーを有効にし、ポート番号(通常は4455)とパスワードを設定します。
PythonからOBSに接続する方法
PythonからOBSに接続するために、obs-websocket-pyライブラリを使用します。このライブラリを使用することで、PythonスクリプトからOBSに対してコマンドを送信することができます。
ライブラリのインストール
まず、obs-websocket-pyライブラリをインストールします。
pip install obs-websocket-pyOBSへの接続と基本的な操作
以下に、PythonスクリプトでOBSに接続し、配信を開始・停止する基本的な例を示します。
import obswebsocket, obswebsocket.requests
# WebSocketサーバーの設定
host = "localhost"
port = 4455
password = "your_password"
# OBSに接続
client = obswebsocket.obsws(host, port, password)
client.connect()
# 配信開始
client.call(obswebsocket.requests.StartStreaming())
# 配信停止
client.call(obswebsocket.requests.StopStreaming())
# 接続を閉じる
client.disconnect()基本的な操作(配信の開始・停止、シーンの切り替えなど)
・配信の開始・停止
上記の例では、StartStreamingおよびStopStreamingリクエストを使用して配信を開始および停止しています。以下にもう少し詳しい例を示します。
# 配信を開始する
def start_streaming():
client.call(obswebsocket.requests.StartStreaming())
# 配信を停止する
def stop_streaming():
client.call(obswebsocket.requests.StopStreaming())・シーンの切り替え
シーンの切り替えは、SetCurrentSceneリクエストを使用して行います。以下に例を示します。
# シーンを切り替える
def switch_scene(scene_name):
client.call(obswebsocket.requests.SetCurrentScene(scene_name))
# 例: シーンを "ゲーム画面" に切り替える
switch_scene("ゲーム画面")・ソースのミュート/アンミュート
ソース(例:マイク)のミュート/アンミュート操作は、SetMuteリクエストを使用して行います。
# ソースをミュートする
def mute_source(source_name):
client.call(obswebsocket.requests.SetMute(source_name, True))
# ソースのミュートを解除する
def unmute_source(source_name):
client.call(obswebsocket.requests.SetMute(source_name, False))
# 例: マイクをミュート/アンミュート
mute_source("マイク")
unmute_source("マイク")実践的な例

自動配信スクリプトの作成
まず、自動配信スクリプトを作成しましょう。このスクリプトは、指定された条件に基づいて配信を自動で開始し、停止します。
import time
import obswebsocket, obswebsocket.requests
# WebSocketサーバーの設定
host = "localhost"
port = 4455
password = "your_password"
# OBSに接続
client = obswebsocket.obsws(host, port, password)
client.connect()
# 配信を開始する関数
def start_streaming():
client.call(obswebsocket.requests.StartStreaming())
print("配信を開始しました")
# 配信を停止する関数
def stop_streaming():
client.call(obswebsocket.requests.StopStreaming())
print("配信を停止しました")
# 配信の自動化スクリプト
def auto_stream(duration):
start_streaming()
time.sleep(duration)
stop_streaming()
# 例: 10秒間の配信を行う
auto_stream(10)
# 接続を閉じる
client.disconnect()このスクリプトは、OBS WebSocketサーバーに接続し、配信を開始して指定された時間(この例では10秒)後に配信を停止します。durationを変更することで、配信の時間を調整できます。
シーンの自動切り替えスクリプトの作成
次に、一定の間隔でシーンを自動で切り替えるスクリプトを作成します。
import time
import obswebsocket, obswebsocket.requests
# WebSocketサーバーの設定
host = "localhost"
port = 4455
password = "your_password"
# OBSに接続
client = obswebsocket.obsws(host, port, password)
client.connect()
# シーンを切り替える関数
def switch_scene(scene_name):
client.call(obswebsocket.requests.SetCurrentScene(scene_name))
print(f"シーンを {scene_name} に切り替えました")
# シーンの自動切り替えスクリプト
def auto_switch_scenes(scenes, interval):
for scene in scenes:
switch_scene(scene)
time.sleep(interval)
# 例: シーン "ゲーム画面" と "カメラ" を5秒間隔で切り替える
scenes = ["ゲーム画面", "カメラ"]
auto_switch_scenes(scenes, 5)
# 接続を閉じる
client.disconnect()このスクリプトは、指定されたシーンリスト(scenes)を一定の間隔(interval秒)で切り替えます。この例では、”ゲーム画面” と “カメラ” というシーンを5秒ごとに切り替えています。
組み合わせた自動配信スクリプトの作成
最後に、自動配信とシーン切り替えを組み合わせたスクリプトを作成します。このスクリプトは、配信を開始し、配信中にシーンを定期的に切り替え、指定された時間が経過した後に配信を停止します。
import time
import obswebsocket, obswebsocket.requests
# WebSocketサーバーの設定
host = "localhost"
port = 4455
password = "your_password"
# OBSに接続
client = obswebsocket.obsws(host, port, password)
client.connect()
# 配信を開始する関数
def start_streaming():
client.call(obswebsocket.requests.StartStreaming())
print("配信を開始しました")
# 配信を停止する関数
def stop_streaming():
client.call(obswebsocket.requests.StopStreaming())
print("配信を停止しました")
# シーンを切り替える関数
def switch_scene(scene_name):
client.call(obswebsocket.requests.SetCurrentScene(scene_name))
print(f"シーンを {scene_name} に切り替えました")
# 自動配信とシーン切り替えスクリプト
def auto_stream_with_scene_switch(duration, scenes, interval):
start_streaming()
start_time = time.time()
while time.time() - start_time < duration:
for scene in scenes:
if time.time() - start_time >= duration:
break
switch_scene(scene)
time.sleep(interval)
stop_streaming()
# 例: 30秒間の配信を行い、シーン "ゲーム画面" と "カメラ" を5秒間隔で切り替える
scenes = ["ゲーム画面", "カメラ"]
auto_stream_with_scene_switch(30, scenes, 5)
# 接続を閉じる
client.disconnect()このスクリプトは、30秒間の配信を行い、その間に”ゲーム画面” と “カメラ” を5秒ごとに切り替えます。配信が終了すると、OBS WebSocketサーバーとの接続を閉じます。
トラブルシューティングとヒント
よくある問題と解決方法
PythonでOBSを操作する際には、いくつかの共通の問題に直面することがあります。以下にその解決方法を示します。
WebSocketサーバーへの接続エラー
問題:OBS WebSocketサーバーに接続できない。
解決方法:
- ポートとパスワードの確認:OBS WebSocketサーバーのポート番号とパスワードが正しく設定されているか確認します。OBSの「ツール」→「WebSocketサーバー設定」で設定を確認できます。
- サーバーの状態確認:OBSが正しく起動しており、WebSocketサーバーが有効になっていることを確認します。
- ファイアウォールとネットワーク設定:ファイアウォールやネットワークの設定がWebSocket通信をブロックしていないか確認します。
スクリプトのエラー
問題:Pythonスクリプトがエラーを出力する。
解決方法:
- ライブラリのインストール確認:
obs-websocket-pyライブラリが正しくインストールされているか確認します。 - スクリプトのデバッグ:エラーメッセージを読んで、スクリプト内のどこでエラーが発生しているか特定し、問題箇所を修正します。
- ログの確認:OBSのログを確認して、WebSocketサーバーやスクリプト実行時の詳細なエラーメッセージを確認します。
操作が反映されない
問題:スクリプトから送信したコマンドがOBSに反映されない。
解決方法:
- コマンドの確認:送信するコマンドが正しいかどうか確認します。
obs-websocket-pyのドキュメントを参考に、コマンドが正しい形式で送信されているか確認します。 - 接続の確認:WebSocketサーバーへの接続が確立されていることを確認します。接続が切れている場合は再接続を試みます。
効率的なスクリプト作成のコツ
OBSの操作を効率的に自動化するためのコツをいくつか紹介します。
事前準備を徹底する
スクリプトを書く前に、OBSの設定をしっかりと確認し、必要なシーンやソースが正しく設定されていることを確認します。これにより、スクリプト実行時のトラブルを防ぐことができます。
スクリプトをモジュール化する
スクリプトを小さな関数やモジュールに分割することで、管理しやすくなり、問題が発生した場合も特定しやすくなります。例えば、配信開始・停止、シーン切り替え、ミュート/アンミュートなどの操作をそれぞれ関数化します。
ログとデバッグ機能を追加する
スクリプトにログ出力機能を追加して、実行状況を確認できるようにします。また、デバッグ情報を出力することで、問題発生時に迅速に対処できるようになります。
import logging
# ログの設定
logging.basicConfig(level=logging.INFO)
def log_and_execute(action, *args, **kwargs):
logging.info(f"Executing action: {action.__name__}")
return action(*args, **kwargs)
# 例: 配信開始のログ出力付き関数
def start_streaming():
log_and_execute(client.call, obswebsocket.requests.StartStreaming())
print("配信を開始しました")エラーハンドリングを行う
スクリプト内でエラーハンドリングを行うことで、エラーが発生してもスクリプトが正常に終了できるようにします。
try:
start_streaming()
except obswebsocket.exceptions.ConnectionFailure as e:
logging.error(f"WebSocket connection failed: {e}")
except Exception as e:
logging.error(f"An error occurred: {e}")
finally:
client.disconnect()
logging.info("Disconnected from OBS WebSocket server")まとめ
この記事では、OBSとPythonを連携させる方法について詳しく説明しました。以下は、各章で学んだ重要なポイントのまとめです。
OBSの基本的な使い方
OBSは無料でオープンソースのライブストリーミングおよび録画ソフトウェアであり、シーンとソースを使って多彩な配信レイアウトを構築できます。配信の開始・停止、録画、シーンの切り替えなどの基本操作も簡単に行えます。
Pythonの基本的な使い方
Pythonは高水準プログラミング言語であり、簡単な文法と強力な機能を持っています。変数、条件分岐、ループ、関数といった基本的な構文を理解し、OBSの操作を自動化するためのスクリプト作成に役立てることができます。
OBSのスクリプト機能
OBSにはLuaとPythonのスクリプト機能があり、OBSの動作を自動化できます。スクリプトを追加・管理することで、標準のGUIからは行えないカスタマイズが可能です。
PythonでOBSを操作する
OBS WebSocketプラグインを使用することで、PythonからOBSを操作できます。obs-websocket-pyライブラリを使って、配信の開始・停止、シーンの切り替え、ソースのミュート/アンミュートなどの操作をスクリプトで自動化できます。
実践的な例
自動配信スクリプトやシーンの自動切り替えスクリプトを作成することで、OBSの操作を効率化できます。配信の開始・停止やシーン切り替えを組み合わせたスクリプトを使うことで、より高度な自動化が可能です。
トラブルシューティングとヒント
OBSとPythonを連携させる際によくある問題とその解決方法について説明しました。また、効率的なスクリプト作成のコツとして、事前準備、スクリプトのモジュール化、ログとデバッグ機能の追加、エラーハンドリングの重要性を紹介しました。
今後の展望
この記事で紹介した方法を活用することで、OBSを使った配信の自動化やカスタマイズが可能になります。さらに、Pythonの知識を深めることで、より高度な操作や他のツールとの連携も実現できるでしょう。例えば、リアルタイムのデータを配信に取り入れる、チャットボットと連携させる、配信中の視聴者インタラクションを自動化するなど、様々な応用が考えられます。

ここまで読んでいただきありがとうございます!
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